毎日投稿しているのに伸びない
リールもストーリーズも頑張っているのに、フォロワーが増えない
——その原因の多くは、インスタ アルゴリズムを前提にした設計になっていないことです。
さらに、投稿を見てくれた“濃い見込み客”とのやりとりを、DMで取りこぼしているケースも少なくありません。
本記事では、2025年時点のインスタ アルゴリズムの基本と最新トレンドを整理しながら、DM自動化と組み合わせて成果を最大化するInstagram運用の型を具体的に紹介します。

目次
インスタ アルゴリズムとは? まずは基本の考え方を理解しよう
インスタの「アルゴリズム」と呼ばれているものは、じつは1つではなく、フィード・ストーリーズ・リール・発見タブ(Explore)・検索など複数のランキングシステムの総称です。
どのアルゴリズムも共通しているのは、ユーザーごとに「興味を持ちそうなコンテンツを優先的に出す」という思想で作られていること。
つまり、「誰に対して、どんな行動をしてほしいか」を明確にして設計されたコンテンツほど、アルゴリズムに乗りやすくなります。
アルゴリズムが見る3つの大きな軸
インスタ アルゴリズムはざっくりいうと、次の3軸を組み合わせて「どの投稿を、誰の画面に、どの順番で出すか」を決めています。
- ユーザーの行動(インタラクション)
- いいね、コメント、保存、シェア(送信)、フォロー、プロフィール閲覧、DM など
- 特に保存・シェア(DM含む)・長時間視聴のシグナルが強いとされています。
- コンテンツの情報
- キャプションやハッシュタグ、使用している音源、画像・動画の内容、投稿テーマ
- これらから「この投稿はどんなジャンルか」「誰に向けた内容か」を推定します。
- アカウント同士の関係性
- フォロー関係
- お互いにいいね/コメントした回数
- ストーリーズへのリアクションやDMのやり取りの頻度 など
ここで重要なのが、DMやストーリーズへのリアクションも「濃いインタラクション」として評価されるという点です。
後半で扱うDM自動化は、この「関係性シグナル」を効率よく積み上げてくれる仕組みとも言えます。

アップデートでDMが中央に配置されます。DMを使ってほしい!という意図が見えます。
インスタ アルゴリズムが重視する主な評価指標
ここからは、実際にランキングに大きく影響するとされる指標を整理しておきます。
1. 保存・シェア(送信)が最重要クラスのシグナル
最新の分析では、保存(ブックマーク)とシェア(特にDMで誰かに送る「送信」)が、リーチ拡大にかなり強い影響を持つとされています。
- 友人にDMで送られる
- 自分用メモとして保存される
こうした行動は「この投稿は価値が高い」と判断されやすく、発見タブやリールのおすすめ枠に乗りやすくなると考えられています。
2. 視聴維持率・完了率(特にリール)
リールでは、視聴維持率・最後まで見られたかどうか(完了率)が非常に重要なシグナルです。
- 再生開始から数秒で離脱される → マイナス評価
- 途中で何度も見返される/最後まで見られる → プラス評価
このため、最初の1〜3秒で「続きが気になるフック」を入れるかどうかで、リーチが大きく変わります。
3. 投稿への反応速度と濃さ
アルゴリズムは「投稿直後の反応」もよく見ています。
- 投稿後すぐにいいね・コメント・保存・シェアがつく
- ストーリーズにメンションが入る
- DMで質問・相談が届く
こうした動きが起きると、「フォロワーにとって価値が高い投稿」と判断され、より多くのフォロワーに表示されやすくなります。
インスタ アルゴリズムに好かれる投稿設計5つのポイント
ここからは、アルゴリズムの評価を高めるための“設計ポイント”を5つに絞って解説します。
1. 各フォーマットごとの“役割”を決める
インスタには主に以下の面があります。
- フィード:ブランドの世界観・実績・ストック型コンテンツ
- ストーリーズ:日常・裏側・クイックなお知らせ
- リール:新規ユーザーへのリーチ拡大
- 発見タブ:バズった投稿の拡散先
アルゴリズムはそれぞれ別の基準で順位づけするため、「何を伸ばしたいか」でフォーマットを使い分ける」ことが大切です。
2. 保存されやすい「ノウハウ・チェックリスト系」を増やす
保存シグナルを稼ぐためには、「あとで見返したくなる投稿」が有効です。
例えば:
- チェックリスト(例:インスタ運用で毎週チェックすべき5項目)
- 手順解説(例:リール台本のテンプレート)
- 失敗事例と改善例の比較
こうした投稿は、カルーセルとの相性も良く、発見タブに乗りやすい形式としても知られています。
3. シェアされる“ひとこと”をキャプションに入れる
シェア(特にDM送信)を増やすには、投稿の中に「この一言を伝えたい」と思わせるフレーズを仕込むのが効果的です。
- 「インスタの売上は“DMの質”で決まります」
- 「リールはバズらせるのではなく、“テストする”ものです」
こうした“刺さる一言”があると、ユーザーは「これ、あの人に見てほしい」と思ってDMで送りやすくなります。
4. 投稿の目的を“1つ”に絞る
1つの投稿で「認知も信頼も販売も全部やろう」とすると、メッセージがぼやけて反応が下がります。
投稿ごとに目的を1つに絞るのが、アルゴリズム的にもユーザー体験的にも○です。
- 認知:おもしろい・共感系・ビフォーアフター
- 教育:ノウハウ・チェックリスト系
- 販売:限定オファー、事例紹介+CTA
目的が明確な投稿ほど、リアクションも明確になり、評価シグナルも取りやすくなります。
5. 「インスタ内SEO」を意識する
最近のインスタでは、検索窓にキーワードを入れて投稿を探すユーザーも増えています。アルゴリズムも投稿内のテキスト情報(キャプション・代替テキスト・ハッシュタグ)をもとに検索結果を出すようになっています。
- キャプションの冒頭に狙うキーワードを入れる
- 画像の代替テキストにもキーワードを入れる
これだけでも、検索経由でのリーチがじわじわ増えていきます。
DM自動化でインスタ アルゴリズムの評価を底上げする方法
ここからが本題です。
アルゴリズムは、DMやストーリーズ返信など“深いコミュニケーション”を高く評価する傾向があります。
一方で、DM対応をすべて手動でやろうとすると、運用者の工数が膨らみ、返信漏れも起こりがちです。
そこで役立つのがDM自動化ツールです。
1. DM自動化がもたらす3つのアルゴリズム効果
DM自動化を導入すると、次のような効果が期待できます(実際に、導入1ヶ月で売上2.9倍・フォロワー2倍・工数80%削減といった事例もあります)。
- 濃いインタラクションが増える
- コメントやストーリーズへのリアクションから、自動でDMを送信
- 結果として、アカウントとユーザー間の“関係性シグナル”が増える
- 反応速度が落ちない
- 自動返信により、ユーザーがアクションした瞬間にレスポンスを返せる
- 「反応速度の早さ」は満足度を高めるだけでなく、アルゴリズムが評価する“エンゲージメントの連鎖”を生みやすい
- 24時間365日、アルゴリズムにプラスな行動が発生する
- 夜中や土日でも、質問やキーワードコメントからDMが自動で送られ、やり取りが発生
- 結果として、常に何らかのインタラクションが起きているアカウントになりやすい
2. どんなアクションをトリガーにDM自動化するべきか
おすすめのトリガーは次の通りです。
| ユーザーの行動(トリガー) | 自動DMの活用例 |
|---|---|
| フィード・リールへのコメント | キーワードを含むコメントに対して、無料PDFやチェックリストをDM配布 |
| ストーリーズへのリアクション・メンション | リアクションのお礼+関連コンテンツへの導線を自動返信 |
| ライブ配信中のコメント | 指定キーワード(例:「資料」)コメントで、DMから特典配布 |
| キーワード付きの通常DM | 「料金」「予約」などの単語で自動回答 or 担当者につなぐ |
これにより、アルゴリズムが重視する「シェア」「DM」「ストーリーズへの反応」といったシグナルを、自動的かつ継続的に増やせるようになります。
3. DM自動化と売上導線の組み合わせ方
DM自動化は、単に「問い合わせ対応をラクにする仕組み」ではなく、売上導線を短くする仕組みとして設計するのがおすすめです。
- DM内で簡易診断 → 結果に応じてオファーを出し分ける
- DM→LINE登録 → ステップ配信で教育・販売
- DMからECサイト・予約ページに直リンク
インスタ側ではアルゴリズム評価が上がり、裏側では顧客リストが自動で集まり、売上につながるという二重のメリットが生まれます。
インスタ アルゴリズム攻略を成功させる運用チェックリスト
最後に、今日から使えるチェックリストをまとめます。週1回の振り返りに使ってみてください。
投稿設計チェック
- 各投稿に「明確な目的(認知・教育・販売)」が1つだけ設定されているか
- 保存・シェアされやすいノウハウ系・チェックリスト系の投稿を、週に1本以上出せているか
- リールの冒頭1〜3秒で、「続きが気になるフック」を入れているか
アルゴリズム対策チェック
- 投稿直後30分〜2時間の反応を増やすための仕組み(リマインド・ストーリーズ告知など)があるか
- キャプション・ハッシュタグ・ALTテキストで、狙うキーワードを明確にしているか
- フォロワーとのDMやストーリーズ返信など、“深いコミュニケーション”がコンスタントに発生しているか
DM自動化・売上チェック
- コメント・ストーリーズ・ライブ・キーワードDMに対して、自動返信フローを設計しているか
- DMから公式LINEやメルマガへの導線を用意しているか
- DM経由の売上やリスト獲得数を、月次で計測しているか
まとめ|インスタ アルゴリズムを味方につけて売上を伸ばそう
インスタ アルゴリズムは「難しいブラックボックス」ではなく、ユーザーが本当に見たい・役に立つと感じるコンテンツを上に出そうとする仕組みです。
だからこそ大切なのは、
- 評価されるシグナル(保存・シェア・視聴維持率・DMなど)を理解し
- そのシグナルが自然と増えるように投稿を設計し
- DM自動化で“濃いコミュニケーション”を取りこぼさないこと
この3つを押さえるだけで、インスタ運用は「手当たり次第の投稿」から、売上とブランド力をしっかり積み上げるマーケティングチャネルへと変わっていきます。
「毎日投稿しているのに伸びない……」と感じているなら、まずは本記事のチェックリストをもとに、1つでいいので改善ポイントを実行してみてください。
そして、DM対応に追われているなら、DM自動化ツールの無料トライアル(エルグラム)から試してみるのがおすすめです。アルゴリズムに評価されつつ、あなたの手を空けてくれる“優秀なホールスタッフ”として、これ以上ない心強い味方になってくれます。